2022年4月23日に、北海道斜里町の知床半島沖で乗員乗客26人を乗せた
観光船「ＫＡＺＵⅠ（カズワン）」が沈没するという事故が起きました。
そんな中でついに4月29日午前11時すぎ、カシュニの滝付近の約1キロ沖、
水深約120メートルの海底で船は見つかりました。
しかし、引き上げには膨大な時間や費用がかかると言われており、今回はそれについて
紹介していきます。
知床観光船事故については別記事もありますので、興味があればご覧ください。
【バイト船長】知床観光船社長、人件費削減でベテラン全員解雇か【人災】
【逆ギレ会見】知床観光船桂田精一社長、会見の態度の悪さに大炎上
【大炎上】桂田社長花も持たずに献花台へ、終始無言で反省なしか
（倉橋友和記者報告）
29日午前11時すぎ、ウトロ漁港から北東に約30キロ行った先にあるカシュニの滝付近の約1キロ沖、水深約120メートルの海底で船は見つかりました。このカシュニの滝は観光船から無線での通報があった場所の近くです。海上保安庁によりますと、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」の水中カメラの映像からKAZU1と書かれた船が見つかり、その後、この船がKAZU1であると特定されました。
Yahoo!ニュース「「KAZU1」文字はっきりと…水深120mで船体発見 周辺に人影なし」一部抜粋
船体の損傷は今のところ見つかっていないということです。
そして、今後の船の引き揚げについてですが、120メートルといった人が潜れない深さで発見されたことや船体が引き揚げに耐え得る状態なのかどうなのかの確認、さらに引き揚げるための他の船舶や機材の準備、こういったことを考えると、しばらく引き揚げまでには時間を要する見込みだということです。
船は見つかったものの、海上保安庁によりますと、周辺から人影は発見されていないということです。
乗客乗員26人のうち残る12人の捜索は、これからも続きます。
上記がYahoo!ニュースの記事の一部抜粋となります。
※記事の詳細はこちら になります
現在もなお、行方不明者の捜索活動は続いていますが、水深120メートルという深さだと
人が潜れない深さのため、今後も時間を要する見込みのようです。
今回のKAZU1の引き上げの引き上げに要する時間や金額などについては
2014年4月16日に珍島沖で沈没した韓国のセウォル号を参考にします。
○セウォル号の引き上げ期間・費用について
| 沈没した深さ | 海底約44ｍ |
| 引き上げ期間 | 約3年 |
| 引き上げ費用 | 100億円超 |
セウォル号は、犠牲者が295人出ていて、捜索活動が沈没してから半年以上続きました。
また、引き上げの決定やそれに伴う技術的検討にも半年以上要しました。
そこから引き上げ業者の落札などにも時間がかかり、引き上げ方式の変更など混迷があり
実際に引き上げを行ったのは2017年1月で、引き上げられたのは2017年3月22日で
合計1,072日の期間を要しました。
セウォル号は一例となりますが、今回のKAZU1は海底120ｍという人が入れない深さとなり
引き上げ以前に技術的な検討や方針設定にかなり時間を要すると考えられます。
また、費用もセウォル号の100億以上をも超える見込みとも言われています。
人が潜れない深さとなると、救助も難航しそう。。
ダイバーの身も危ないでしょ
費用は桂田社長が負担するからいいとして、なんとかなんないの？
よりによってそんな深くに。。。どうにか一刻も早く救ってほしい
今回は、発見された沈没船カズワンの引き上げまでの期間や費用について
紹介しました。詳しい情報が出次第追記していきます。
捜索が難航している状況ですが、一刻も早く行方不明者が救助されてほしいものです